シラクモ(頭部白癬)の特徴や症状について【水虫症状と薬】

水虫症状

シラクモ(頭部白癬)

白癬菌(水虫菌)が髪の毛に感染し、脱毛を起こす

シラクモ(頭部白癬)は、10歳以下の子供に多いのが特徴です。毛穴に白癬菌(水虫菌)が棲みついて発症します。

症状

白癬菌(水虫菌)に感染された毛穴は赤く腫れ上がり、周囲の髪の毛が抜け落ち、悪化すると、白癬菌(水虫菌)が毛穴から皮膚の奥深くに入り込み、ケルスス禿瘡になることもあります。こうなると、患部が膿み、リンパ腺が腫れます。また、発熱や悪寒などの全身症状を伴うことも少なくありません。しかも、患部を中心に脱毛が広がります。ケルスス禿瘡まで悪化すると、患者さんは身体的にも精神的にも相当な苦痛を強いられるでしょう。早期治療すれば、患部が治ってくるとともに、抜けた髪の毛も新しく生えてきます。

白癬性毛瘡

頭にできる水虫以外で、毛穴に白癬菌(水虫菌)が入り込んで起こる皮膚炎に、白癬性毛瘡があります。患者の大半が成人男性で、ヒゲの生える鼻の下からあごにかけて発症し、毛穴に膿痕(膿のたまった腫れもの)ができます。また、皮膚が赤く腫れ上がり、患部の毛は抜け落ちます。原因はヒゲそりです。ヒゲをそっていて小さな傷をつくり、そこから白癖菌が入り込んで病変をつくるのです。この場合、かゆみよりはズキズキした痛みに患者さんは悩まされます。

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