小水疱型足白癬の治療法について【水虫症状と薬】

水虫症状

小水疱型足白癬の治療法

小水疱型足白癬が軽症の場合は、1日、朝と晩にクリーム剤の外用薬を患部にぬります。これを二週間続けます。効果が見られれば、そのまま三ヵ月間続けます。この方法で水虫が改善しない人は重症です。その場合は、内服薬を使います。イトラコナゾール(一日二カプセル)またはテルビナフィン(一日一錠)を一週間飲み、まずは様子を見ます。これらの薬は二~三週間は皮膚内にとどまって菌を殺す力があります。そのため、一週間しか飲んでいなくても、効果が得られます。小水疱型足白癬は、ほかのタイプに比べてかゆみが激しいですが、かゆみをやわらげたいという気持ちから、刺激の強い外用薬は厳禁です。
刺激の強い薬は、たとえ白癬菌(水虫菌)を殺せたとしても、自分の皮膚もいためつけます。治療は、専門医の診察を受けることが大前提ですが、それでも市販薬で治したいという人は、できるだけ刺激の少ない薬を選んでください。

小水疱型足白癬と水疱

小水疱型足白癬の場合、水疱の処置にとまどう人がいます。水疱をつぶすと、そこから化膿菌が入り、症状がひどくなるおそれがあるため、水疱をつぶしてはいけません。水虫薬をぬっていれば、その有効成分が皮膚にしみ込み、水疱は自然に消えていきます。しかしながら、大豆のような大きさの水疱ができたときは別です。ほうっておくと白癬疹(真菌アレルギー)を起こすことがあります。何かの拍子に水疱が破れ、ほかの細菌に感染することもあります。そのため、大きめの水疱ができた場合には、早めにつぶしたほうがよいでしょう。このとき、ほかの細菌が患部に入り込まないよう気をつけてください。水疱をつぶす前は、十分に消毒するか、石けんで足をよく洗いましょう。このあと、消毒した針で一カ所だけ水疱に大きめの穴をあけ、その上に消毒作用のある軟膏をぬったガーゼをはります。ガーゼは一日一回取り替えます。これを一週間続ければ、水疱はかさぶたになっていくはずです。

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