水虫に似た皮膚の病気【水虫症状と薬】

水虫症状

水虫に似た皮膚の病気一覧

水虫と間違えやすい病気は、かぶれ以外にもいくつかありますので注意してください。

掌蹠膿疱症(ショウセキノウホウ)

掌蹠膿疱症(ショウセキノウホウショウ)は、水虫と混同されていたほど、症状が水虫とよく似ている病気です。見た目も、土踏まずや足の側面などに赤みを帯びた小さなプツプツがいくつもできる「小水疱型足白癬」という水虫とそっくりです。爪水虫(爪白癬)ように、爪の形を変えることもあります。ただし、掌蹠膿疱症はカビが原因の皮膚病ではありません。原因はわかっていないのですが、ムシ歯があったり扁桃が腫れていたりすると出てくると考えられています。つまり、体の中から起こる病気です。

水虫と見分けるポイント

両足同時に症状が出てきたかどうかを見れば、掌蹠膿疱症かどうか、見分けられます。ほとんどの水虫は、片方の足から始まります。なお、掌蹠膿疱症は手にも足にもできるところが水虫といっしょですが、人にうつる心配もなければ、かゆみも水虫ほどではありません。また、プツプツの中身は、黄色い膿です。これに対して水虫のプツプツは水疱です。

多汗症

手足に大量の汗をかき、皮がむける多汗症も水虫と似た皮膚の病気です。多汗症は子供にも多く、手足の皮がむけるため、水虫ではないかと母親が皮膚科に連れてくるケースがよくあります。

水虫と見分けるポイントは

症状の現れる時期で、多汗症か水虫なのか判断できます。水虫は夏を中心に症状がひどくなりますが、多汗症は春や秋など季節の変わり目に皮がむけるなどの症状の出ることが多いのです。

尋常性乾癬(ジンジョウセイカンセン)

尋常性乾癬も水虫と似たような症状が現れます。乾癬はとても治りにくい皮膚病で、皮膚に白っぽく厚いかさぶたのついた赤い病変ができます。病変の大きさはさまざまで、かゆみは弱いものの、かさぶたが厚くなると、かゆみも多少強くなります。水虫と違って、人にうつす心配はありません。原因はわかっていませんが、体質が関係していると考えられています。

掌蹠角化症(ショウセキカクカショウ)

掌蹠角化症は、手のひらや足の裏が硬くなる病気で、遺伝性のものと考えられています。子供のうちから症状が現れる人もいます。

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