水虫検査
水虫治療をしっかりと行うには、水虫専門の医師の診療が重要です。水虫の診察は皮膚科医になります(皮膚科の看板の出ている医療機関で受けられます)。周囲に水虫の治療を受けている人がいれば、病院や先生の評判を聞くなど情報収集をして、医師を選ぶ事が大切です。
水虫の問診
水虫初診は、問診から始まります。
問診の時に質問される内容は、主に次のような内容です。
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発症部位と自覚症状
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発症した時期とその後の経過
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家族に水虫になっている人がいるか
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これまでに大きな病気にかかったことがあるか(病歴)
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ほかの皮膚病にかかったことがあるか。その場合の診断名と治療経過
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現在、市販薬を使っているか。使っている場合には、薬の種類と薬品名
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日常生活の様子や生活環境など
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足や手だけでなく体にも病変がある場合には、それもきちんと診てもらいましょう。一方、足の症状から手や体にも感染している可能性を疑えば、医師からほかの部位も見せるよう指示があるでしょう。そのため、足はもちろん、体や下着類、はき物などを清潔にしてから診察を受けるようにしてください。なお、病歴とは、皮膚だけでなく全身の病歴です。たとえば、糖尿病があると、爪水虫(爪白癬)が悪化する原因になるためです。
初診時に持って行くとよい物
市販薬を使っている人は市販薬を、ほかの医療機関で水虫の治療を受けていた人は、その医療機関で処方されていた水虫薬の説明書をもって病院へいきましょう。このような情報は、治療方針を立てるうえでとても役立つからです。また、水虫が重症の場合には、内服薬を使うこともあります。その場合、水虫薬を飲める体質かどうかを確認するために、健康診断の結果を持って行くとよいでしょう。とくに、肝機能検査の結果はとても参考になります。なお、水虫の内服薬には、副作用の心配からいっしょに飲んではいけない薬がいくつかありますので、何かの薬を飲んでいる人は、薬の説明書を持って行きましょう。
受診のさいの厳守事項
①受診の数日前から水虫薬は使わない |
水虫薬をぬると、一時的にでも爪水虫(白癬菌)がへります。すると、症状は明らかに水虫なのに、検査をしても白癬菌(水虫菌)が見つからないということになり、正しい診断ができなくなるのです。そのため、受診を決めたら、数日前から水虫薬の使用は控えてください。
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②水疱はつぶさない |
水疱を見つけると、気になって、つぶす人がいます。いざ検査をしようとしても、白癬菌(水虫菌)の出てきそうな水痘がないと、正しい検査結果が得られません。
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③爪は切らない |
爪水虫(爪白癬)の患者さんの場合、爪をきれいに切ってから受診する人がいますが、白癬菌(水虫菌)の寄生している爪が少ないと、検査の時に、菌の検出がむずかしくなります。適切な診断のためにも、爪は伸ばしたまま受診するようにしてください。
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④油性の薬をつけない |
油が角質(皮膚の最も外側の層)にしみ込むと、KOH溶液での検査で、正しい結果が得られなくなります。
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