水虫と靴の歴史
水虫文化は靴文化
靴を履く習慣がなかったころは、水虫はそれほど問題視されていませんでした。しかし靴をはく習慣が当たり前になってから、靴により水虫が増加しました。事実、アフリカで裸足で過ごす原住民は、水虫にかかっている人がいないと報告されているとの事です。
実は、高温多湿な東南アジアよりも欧米のほうが、水虫の方が沢山います。欧米のほうが水虫の方が多い訳には、靴をはく習慣が古くから定着している事が原因のようです。
なんにせよ、水虫と靴は切っても切れない中です。
水虫の歴史について
水虫が広く流行し始めたのは、第二次世界大戦の時代です。長時間にわたって軍靴をはき続け、しかも共同生活の場である軍隊は、白癬菌(水虫菌)にとってかっこうの繁殖場所となっていました。
そのため、水虫の適切な治療を怠り、戦後の60年を水虫とともに歩んできたという、お年寄りも少なくありません。現在では、私たちにとって靴は生活するうえでなくてはならない必需品ですが、皮肉にもこの靴が水虫を爆発的にふやす結果を招いています。
水虫の言葉の由来
江戸時代に人々が田んぼで働くと足に水痘が出来てかゆみがおこり、かゆみの原因は、水の中に虫がいて悪さをしているためだと考えられていた事から名前がついたそうです。
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