水虫菌こと白癬菌の種類や分類について【水虫症状と薬】

水虫症状

白癬菌(水虫菌)

水虫菌を専門用語で【白癬菌】(はくせんきん)と言います。白癬菌の潜伏期間は5~10年です

カビの種類と菌界

カどの種類は、発見されているものだけで実に10万種あります。
【人に病気を起こすカビは約200種で、そのなかの20種類ほどが白癬菌の仲間になります】
長い間、カビは下等な植物群の一種と位置づけられてきましたが、
最近では動物界や植物界に匹敵する一大生物群と扱われるようになり、独立して【菌界】と呼ばれています。

白癬菌の種類分類

【ヒト好性菌】
人から人へ伝染する白癬菌
【土壌好性菌】
土の中で生活している白癬菌
【動物好性菌】
ネコやイヌなどの動物の毛に棲みついている白癬菌

※水虫の患者さんの実に90%以上がヒト好性菌に感染しています。代表的な菌の名称は、【トリコフイトン・ルブルム】と【トリコフイトン・メンタグロフイテス】です。

ヒト好性菌とは

ヒト好性菌は、人との親和性がとても強い菌で、角質層にすみつきます。そのため、角質層がアカとなって体外に落ちると、いっしょにくっついて体外に押し出されます。ただし、いったん体外に出たからといってすぐに死ぬことはなく、アカがひからびるまでは、半年でも1年でも生き続けます。そして、そのアカを踏んだ人の足に再び寄生していくのです。

白癬菌の多い場所

GW066.jpg白癬菌が多く発生する場所は

バスマット、スリッパ、畳、じゅうたん、寝具

などです。
これらはすべて温度も湿度も十分で、白癬菌が生き続けるのに適した環境です。
人が接触する頻度のとても高い物や場所だけに、たくさんのアカが落ち、白癬菌にとって栄養も豊富です。

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