爪水虫(爪白癬)
爪水虫は、爪の先端や両側が白くにごったり、爪の中に白い筋が現れたりする水虫です
爪水虫原因と初期症状
爪水虫(爪白癬)の原因は、爪の中へ白癬菌が、爪のまわりや下の皮膚から入り込んだためです。爪水虫(爪白癬)の初期症状は、爪の異常を多少感じる程度です。
そのため、かゆみ、痛みなどの自覚症状がありません。その結果、水虫と気づかない人が大半を占めます。
爪甲下と白癬菌
爪甲下とは、爪の下層で、く軟らかくなっている所をいいます。爪甲下は、白癬菌(水虫菌)にとって、栄養のもとになっており、白癬菌が侵入しやすい場所です。
現在、白癬菌(水虫菌)の90%以上は、爪の先端やまわりの皮膚から爪甲下に菌が入るタイプです。
遠位側方爪甲下型爪真菌症(DLSO)
爪の先端やまわりの皮膚から爪甲下に白癬菌(水虫菌)が入るタイプの爪水虫
特徴と症状
遠位側方爪甲下型爪真菌症の爪水虫(爪白癬)になると、爪の先端の下層から爪がポロポロとむけ、黄色に変色し厚くなっていきます。
近位爪甲下型爪真菌症(PSO)
爪と皮膚をつなぐ爪上皮(甘皮)の部分から、爪の下へ白癬菌(水虫菌)が入るタイプの爪水虫
特徴と症状
爪のつけ根が白くにごり、弱くなってポロポロとむけます。このタイプは進行が速いので注意が必要です。
注意点
爪のまわりが赤く腫れている場合は、原因菌は白癬菌(水虫菌)ではなく、カンジダ菌の可能性があります。
白色表在型爪真菌症(SWO)
爪表層から白癬菌(水虫菌)が入るタイプの爪水虫
特徴と症状
爪の表面が点々と白くなる
全爪甲型爪真菌症(TDO)
爪白癬(爪水虫)を治療せずに放置すると、やがて爪全体が黄白色に変色し、厚くなってポロポロになります
全爪甲型爪真菌症まで症状が進行してしまうと、経路で白癬菌(水虫菌)が侵入したのかわかりません。また、変形した爪が肉にくい込み、歩くたびに激痛が走るようにもなります。
スポンサードリンク