体部白癬と股部白癬の治療法について【水虫症状と薬】

水虫症状

体部白癬と股部白癬の治療法

体部白癬や股部白癬も水虫と同じ白癬菌(水虫菌)による皮膚病です。体部白癬や股部白癬を予防するには、水虫にさわったあとは石けんで手をよく洗う、かきむしらない、ということが大原則です。
体部白癬や股部白癬の治療の中心は外用薬です。水虫の治療で使っている薬を、体部白癬や股部白癬のところにも、1日1回薄く伸ばしながらムラのないようにぬります。患部より五~六センチは広めにぬってください。普通、症状は7~10日で消えますが、完全に角質が入れ替わるまで、1~1.5か月は、しっかりぬり続けましょう。
ぬり残しがあると、翌年の夏、必ず再発します。

外用薬だけでは治りにくいケース

病変がたくさんある
広範囲にできている
背中などぬるのがむずかしいところにある例
再発をくり返す例
ほかの皮膚炎と誤診されてステロイド剤をぬり続けていた例
免疫不全を伴う合併症がある例

上記のケースでは、。症状によって薬の量は異なりますが、イトラコナゾールかテルビナフィンを一週間ほど飲み、外用薬を併用で塗ります。

赤ちゃんのおしりの湿疹について

赤ちゃんもよくお尻に湿疹ができますが、ほとんどの場合、股部白癬ではありません。多くは、皮膚カンジダ症か、オムツの蒸れが原因のかぶれでしょう。そのため、水虫薬をぬるのは厳禁です。赤ちゃんの皮膚はとても繊細です。少しでも気になる湿疹ができたときには、早めに皮膚科医に見せるようにしてください。

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